地の生・空の生・水の生
1994年に制作した《地の生》《水の生》《空の生》の3部作は、光と精神的な 効果に着目した初めての試みである。そこに描かれた生物は、上下に仕組まれた 光源によって浮かび上がり,種族を越えた生命感を表現している。ここでは、日本人としての自らのアイデンティティを強く意識し、光の扱いに於ても、光と 陰が織りなす繊細で微妙な現象を見せるのであった。そして光という単純な テクノロジーが、人間の心に与える影響を実感するきっかけとなった。
<構造>
外枠:
木材・毛糸・10W電球・ソケット・コード・ネオカラー(ブラック)・クリアラッカー仕上げ
タブロー:
アクリルガッシュ・クロス紙
<出展概要>
1994年 グループ展“以心伝心“(ギャラリー319)
- DESIGN
- 伊波サチヨ